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ウクライナの12月と1月は、カラフルな衣装、みんなとの歌唱、明るいイベントが行われる冬休みの時期です。これらの祝日の1つがクリスマスであり、その祝祭の伝統はキリスト教以前の祭事と絡み合っています。
1918年まで、ウクライナ人はユリウス暦で新年の到来を祝っていました。現代のグレゴリオ暦と旧ユリウス暦では13日の差があるため、現在ウクライナの新年は12月31日の夜から1月1日にかけて祝われますが、昔の習慣では、その13日後に再び1年の幸福を祈るため、この日を旧正月と呼ぶのです。
ロシアが仕掛けた戦争は、ウクライナの経済やビジネスなど、生活のあらゆる分野に影響を及ぼしています。企業家たちは、新しい状況下で可能な限り柔軟に対応することを学んでいます。ウクライナ人自身も、ウクライナを愛しているので、ウクライナの生産者を応援しようという気持ちは高まるばかりです。そして、外国人たちは(多くの人たちにとっては初めて)ウクライナについて発見することに興味を持っています。なぜなら、ウクライナはロシアでもなく、その一部でもなく、独自の文化を持つ独立した正真正銘の国家だからです。
ヨーロッパのロシアへのガス依存は前世紀に始まり、今日においてガスはウクライナに対する戦争におけるロシアの武器となっています。ノルドストリーム2は、バルト海下のガスパイプラインで、ウクライナや東欧諸国の領土を迂回してヨーロッパに燃料を供給するために建設されたものです。こうすることで、ロシアは自国のガス市場を確保しつつ、ウクライナを支援する欧州諸国への影響力を高めることができるのです。
今回は、ウクライナの安全保障がノルドストリーム2の動向にどう関わってくるかを見ていきましょう。
100枚のウクライナの写真は、ウクライナー/Ukraїnerが2017年以降、毎年年末に作成している大規模な要約資料です。プロジェクトのチームが過去12か月間に撮影した最も印象に残った写真が含まれています。ウクライナの風景・地元の俳優・社会的および文化的イニシアチブなどに関する多くの人に伝える価値のあるウクライナ人とウクライナの物語です。
ウクライナー/Ukraїnerのドローンオペレーターが一時的に再訓練を受けて、主に空中偵察に従事しているため、以前のそのような写真の選択とは異なり、今回はドローンから撮影された写真がほとんど含まれていません。
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何世紀もの間、ロシア帝国とソ連は、検閲・プロパガンダ・情報封鎖によって、ウクライナ人やその他の奴隷にされた人々の国家としての自分たちに関する記憶・歴史的過程に関する記憶・文化的価値や科学的成果に関する記憶を消し去ってきました。それとともに、国外追放・飢饉・弾圧・戦争など、ウクライナ人に対する物理的な破壊も行われてきました。これらは、ロシアの様々な国家機関が、ウクライナ人の祖先の記憶を破壊するために繰り返し使ってきた手法です。ウクライナの人々が自分たちのアイデンティティを守るために、どのような試練を乗り越えなければならなかったか、そして今も乗り越えなければならないかをお伝えします。
破壊を捉えたオンライン地図、都市再建のためのマニュアル、兵士向けのリハビリテーション・プログラム、インフラを再建するためのパートナー国々との合意などは、ウクライナが本格的な侵略の前よりもさらに良くなる態勢を整えていることを示しています。ウクライナ人は、「勝利の後にやろう」と延期することなく、すでにこれに取り組んでいます。
ロシアは300年以上、帝国国家として存在してきました。ピョートル大帝の時代に帝国として形成され、1917年までその状態を維持した後、新帝国であるソヴィエト連邦に再編成されました。1990年代初頭におけるソ連崩壊後、ロシアは自らを再定義し、近代的なヨーロッパ的な連邦となるチャンスを得ましたが、その代わりに強い権威主義的支配と帝国へのノスタルジアという道を選択したのでした。その結果、コーカサス・シリア・ジョージアそして今回のロシアによるウクライナへの戦争と続きました。