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日常を再認識する:イホール・チェカチコウによる写真プロジェクト

この大きな戦争は、すべてのウクライナ人の生活を変えました。今も爆発の止まない都市や村に住んでいる人もいれば、敵の砲撃で家から逃げ出さざるを得なかった人もいます。帰るべき場所がある人と、残念ながらもう家がない人がいます。しかし、彼らは皆、生活への意欲を失わず、新しい環境に適応するためだけでなく、毎日の中に美しさを見出すためにあらゆる手段を試みているのです。ハルキウの写真家イホール・チェカチコウは、そういった物語を一連の写真にして伝えています。

NAFOのFellasとは?柴犬のコラ画像 vs プロパガンダ

現代のハイブリッド戦争には誰もが関わっており、ロシアの占領者に抵抗する民間人を巻き込む創造性には驚かされるばかりです。軍は公式のものだけではありませんし、武器は金属でできているものだけではありません。特に、柴犬のコラ画像をアバターにしたツイッターユーザーが、インターネット上でロシアのプロパガンダ扇動者の活動を妨害し、軍隊の資金調達のために自己組織化したことは、その証明と言えます。この人たちは、北大西洋機関のいわゆるFellas(あなたが最初に思い付いた北大西洋機構のほうではありません)であり、情報戦線において面白いが効果的な対抗手段を考案したのです。

「戦争は平和である」ロシアの近代戦争と帝国主義文化

侵略戦争ほどロシアが際立ったものはありません。また、ロシアが始めた戦争の「軌跡」は、21世紀に入っても侵略国がハイブリッド戦争の汚い手口でどんな戦争からもきれいさっぱり抜け出せると期待していることを印象づけています。私たちは、ロシア帝国主義と、それが30年来蒔いてきた災厄の探求をお伝えします。

ソ連の恐怖と憎悪:「ソ連安定の黄金時代」の暮らしの実態

世界最大の全体主義的帝国ソ連の崩壊から30年余り経ちました。しかし、そのイメージは、ソ連に住んでいた年配の人たちの記憶(あるいは想像)の中に、今でも残っています。この時期は、周囲が明るく見える彼らの青春時代に当たります。そこで彼らは、ソ連の生活は良かった、あるいは今よりもっと良かったという神話を、今の若者たちの間に広め始めます。いわゆる「閉塞感」の時代における社会福祉やゆとりに関するイデオロギー的な固定観念の上に成り立つこのフィクションは危険であり、分析が必要です。

ロシア文化が拒否されるべき理由

敵の戦車が進入する前に、侵略国は文化を「押し付けて」います。自国の文化を押し付け、この領土で優勢なものを弾圧しようとしています。望ましい物語を文化的な場にくさびで打ち込むことによって、ハイブリッド戦争に有利な条件を作り出しています。これは侵略者が期待していることです。自分たちの文化に忠実であるために、他国の領土で完全に思いのままにできると考えているのです。ロシアは長年このシナリオの下で活動してきました。ウクライナの文化人を追放し、指導者の記念モニュメントを建て、あらゆる方法で低品質のコンテンツを情報空間に押し出しています。このような状況下で「文化は今関係ない」「プーシキンと何の関係があるのか」といったフレーズは、ウクライナの国家安全保障を脅かす有害なナラティブとなっています。

マリウポリの声 カーチャ

マリウポリの声とは、包囲されたマリウポリから避難することができた人たちのストーリーを聞くシリーズです。今回は、アゾフスタリ製鉄所の地下で2人の息子と数か月過ごしたアゾフ連隊の兵士の妻であるカーチャのストーリーです。

ロシアはヨーロッパにおける「暗黒時代 」をどのように引き起こしているのか

文明世界は今、「心地よい世界」とは言い難いです。例を挙げると、移民の流入、COVID-19の流行、経済危機、ロシアによるウクライナに対する全面戦争への痛切な期待、ひいてはその勃発です。ウクライナ領内でのロシアの戦車と、都市や村に毎日の砲撃によって、ロシアがヨーロッパの政治状況を不安定にしていることを私たちは認めざるを得ません。侵略国家には明確なアルゴリズムがあり、その病的な帝国的野心を諦めようとはしていません。

ウクライナの自由と独立の色

昔も今も、国旗の色はウクライナ人の自由と対抗心の精神を象徴しています。青と黄色は、私たちの服、家の窓、さらには一時的に占領された地域の柱やフェンスにさえあります。この二つの色は、澄み切った空の下の麦畑を連想させ、ウクライナ人を海外で認識したり、ウクライナで味方を確認したりするのに役立ちます。困難な時期に、国旗はウクライナ人を同時代の人々だけでなく、命を犠牲にして祖国の独立のために戦った祖先とも結びつけました。

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